不動産は短期勝負の流動資産である

【不動産は短期勝負の流動資産である】アメリカでは、少なくても収益不動産に投資するときは、不動産を短期勝負の流動資産として見なします。日本のように永久に持ち続けるのが当たり前の長期固定資産という認識はありません。両国の不動産投資に対する姿勢の違いは、伝統的に常に時価による洗い替えを意識しているアメリカ人と、これまた伝統的に土地は無期限の永久所有権だと思いこんできた日本人との、生まれつきの風土の違いに近いものがあります。繰り返しになりますが、日本の土地には、その収益性が下支えするような適正価格(フェアバリュー)の目処がありませんから、カラ売りを仕掛けられたら一方的に下がり続けるという弱点があります。不動産の底値の目処は、ほぼ全世界共通してこの収益価格だと断言していいでしょう。いまや日本を抜いて世界一不動産価格が高いといわれる香港でさえも、おそらくイギリスが残していった収益価格が地価の下支えをするシステムがあるはずです。おそらく、世界で日本だけが収益価格による地価決定システムを持たずに、壮大な土地担保金融という信用創造に足を踏み込んでしまったのでしょう。

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