土地の定義
ここでいう土地とは、収益を生まないただの更地や、地上げの途中で残された虫食い地を指します。先進国のなかで、これだけ虫食いだらけの更地が担保不動産のまま残っている国はありません。香港でもシンガポールでもお目にかかることはないでしょう。この虫食い更地担保金融こそが不良債権問題の最大のポイントなのです。日本もそろそろ、アメリカ流の収益価格に下支えされた収益不動産投資に目覚めなければなりません。そして、正しい収益価格の導き方を身につけるとともに、収益不動産であるからには短期所有に絶えられるような流動資産として認識することも大切です。一般に収益不動産とは、「その不動産を取得し賃貸することにより、将来それを保有している期間中は毎年賃料収入を得ることができ、また将来売りたい時に売り払うことによって売却益も得られる不動産」と定義することができます。したがって不動産の収益価格とは、「その不動産が将来生み出すと予測できる純収益と、売却時に得られる売却収入を現在価値に割り戻して合計した価格」のことをいいます。収益価格には将来の値上がり益も含まれます。したがって、投資家がその不動産の将来の値上がり益を過大に評価するほど、理論上の収益価格は高くなります。
