香港の投資家
昨年香港の投資家が、東京駅八重洲南口の商業地を大方の予想を上回る高値で落札して話題になりましたが、これこそ将来の値上がり益を過大に織り込んだ香港風収益価格です。彼らの計算には、将来いつの時点でいくらで売却し、それらを現在価値修正して求めた収益価格がいくらになるという理論がちゃんと詰まっているはずです。将来売ることを前提にしないで不動産投資を続けてきた日本流のやり方よりも、彼らの投資法の方がよほど理論的に正しいと私は思っています。キャピタルゲインを追究しすぎて破産に追い込まれた日本の投資家からすれば、アメリカ流のキャピタルゲイン最重視の不動産投資術は意外に映るかもしれません。しかし、これこそ伝統的なアメリカ流不動産投資のスタンダードなのです。日本人の多くは、明らかにこの点を誤解しています。
